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今、ここにいるから見えた世界。

何気ないことを書き留める場所。

傷心旅行? そのに

2度のS.A P.Aでの休憩を挟み
乗車した翌日の7時前、盛岡駅に到着した。

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ここでまた、やらかしてしもた。
予報見てきたはずやのに雪が降ってるやん。
更に目的地は標高800mくらいあるみたい、、、
とりあえず、コンビニでレインコートを入手。

朝食を食べたり、散策するも店もあまり開いてなく
駅の地下にベンチがあったので
そこで、読書をする。

バスが発車する時刻が近づき停留所へ移動。
下見しとったから難なく乗車し出発。

バスから見える景色には

なんか少しだけの違和感やけど
滑らないようにしてる感じの歩き方が目に留まる。

雪かきをする人。

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岩手ナンバーを初めて見たかも。


二時間ほど走っていたけど
道路が損壊して片側相互通行が多いけど。なぜ?




岩泉病院前を下車。
なんというか下道を走るバスで片道2600円は
新鮮でちょっと不思議な感覚の支払いとなった。

待ってると長靴を履いたELT持田さん似
(目は少し違ってるかと)のキレイなスタッフさんが

、、、はい、私の誰々に似てるは十中八九で同意を
得られないので悪しからず。

出迎えをしてくださり案内されるがまま車に乗車。
車は人里離れた山奥へと進んでいく。
まぁキレイなお方やし事件の臭いのするところに
連れ去られてもえっか。
なんてしょうもないことを考えてたりで。

車中では
初対面やけどなんか話さなあかんみたいな空気感が
したので全く続かない会話を行う。
終始、すごくぎこちなかったなと。
で本日の目的地へ

まず、、ちゃんと着いてホッとした(笑)



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牛が放牧されてる。
↑は、山でマイペースに過ごしてた牛を搾乳場所へ
誘導してる写真ですが。。。

鼻に環をされておらず、角も切られていない。


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勝手に撮んなし

角の無い牛は他の牧場(牛舎)から引き受けた牛で
飼料で育てられた牛舎時代と違ってここは放牧。
野シバを食べる生活。
環境変化に馴染むまで2、3年要するらしいです。



研修棟の寝泊まりする部屋に案内され
先におった農大生の方と少しお喋りをし

中洞正さんの講習を受ける。
ここには、牛乳に関することだけを書きます。

牛乳パックに写ってる放牧されてる写真は
プロの目から見たら乳が出ない牛!?
北海道では育成牛(乳の出る前の牛)は放牧してる
ところがそこそこあって、その写真を引用し
あたかも放牧されてる牛の乳を飲んでるかのように
パッケージさせてるという事実。

うちみたいな放牧、自然受精、牛の力に任せた
牛から見たら普通のことをしてるだけやのに
現代を皮肉(推測)して、それを幸せな牛と呼び
そんな幸せな牛から出た乳だけを"牛乳"と呼ぶ
それ以外のは牛乳なんかではない!と。
そういうことを理解してくださるお客さんは
一本1000円くらいするけど高いなんて言うわけも
なく納得してご購入されると。

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その牛乳です。背景すみません。
表層に乳脂肪が固まってるイリュージョン。




遡りますと、、
ことの発端は、戦後日本はアメリカに支配され
アメリカの余剰穀物が日本に流れこみ
いや、流れ込まされが正解なんかな。
法律では3.0%以上の乳脂肪があればええのに
農協基準は3.5%以上ないと価格は雲泥の差。

この3.5%は、放牧で野シバばっか食べてる牛には
越えられない基準値。
すなわち、、、余剰穀物。配合飼料を与えるそんな
牧場いや、効率重視の牛舎を増やしまくった。
それまで北海道では放牧をやってるところが
多く残ってたのに、むちゃくちゃな3.5%の基準値を
満たしきれず、辞めて牛舎飼いにさせた。
その歴史的背景は今もなお、続いており今では
放牧等々、自然の力に委ねた牧場はここを含め
片手で数えられるほど。

3.5%を越えさせるべく効率重視になり
牛舎に繋がれ、濃厚な飼料を与えられ
中洞牧場の牛は一回の搾乳で約4リットルに対して
牛舎の牛は約40リットル。

人間で言うなら手作業で何かを作る仕事。それも
十分な運動はさせてくれんし、日光にも当たれるか
どうかもわからんは、サプリばっかり与えられて
毎日20時間労働させられてるって感じですかね?


"牛をまるで牛乳を生産する機械のような扱い。"


当然寿命も短く、牛舎酪農家が中洞牧場の19歳の
牛を見て、そんな生きれるん!ってまぁ驚くこと。



そして、もうひとつ

前振りしてて牛乳に関係のない話をしますw
でも片側相互通行が繋がった。
去年、東北や北海道を襲った台風。
この影響で針葉樹は流され橋脚に引っ掛かり
水をせき止めダム化、やがて道を潰す。

そもそも何故にこんなことになるのかを
歴史から紐解くと。
敗戦後の日本は焼け野はらであった。
復興すべく山に杉や檜を植林した。
でも1964年に木材輸入の自由化に伴い
日本よりも安い木材がばんばん入ってくる。
日本の木が売れなくなる。資本主義の日本は
金にならない仕事は、、、
現に日本の林業従事者は国土の70%が森林保有
なのに約5万人。
ドイツは日本の約4割の森林保有国なのに
約100万人の林業従事者。

考え方が違う、農(林)業はその職業にしか
生み出せない何かがあると。
農業で見ると、専業農家の平均年収は約400万円で
約190万が収入、残り約210万が補助金
理由はドイツは景観を大切にする心を重んじてる。


日本にも補助金はあるけど、、、
農業で儲からないのは自分の力が足りないからと
言わせたいかのよう、それが資本主義。野蛮です。


話が逸脱しましたが、
手入れの届かない山が増え、木も増える一方。
杉や檜は針葉樹と言い、保水力が悪いです。
この杉や檜は日本の木の結構な割合を占めてます。
これは、山の保水力に影響を与えます。
すなわち去年の台風による大雨で、もう私の力では
水は蓄えきれません。はい、土砂崩れ。
それが日本の山の現状。


この辺で、、、だいぶ省略してしまいますが、
中身の濃厚な講習も終え、昼食をいただき
ちょっとばかし、の~んびりしてから
搾乳作業を見学、体験させていただいた。
いやいや、乳搾りがこんなに難しいとは。
レクチャーでは簡単に搾ってるように見えるのに

撮るの忘れるくらい奮闘してました、すみません。


後に、子牛に指をなぶられて
口の中での力のかけ方が、指の付け根から
指先へと移行するのがよくわかった。
あっ乳搾りと同じ要領やん!って感動し。
生きるために自分で学習して習得したんやろな
とか考えた。



~夕御飯~

へー、研修生たちだけで夕食を作るんやな。
なんかわちゃわちゃしてて、遠足かなんかで
BBQしてるみたいな感じ。
そう、受け入れ体制、施設が整っていることもあり
年間、約200人ほど研修生が来るらしく、この時も
20~30代の若い研修生たちで賑わっている。


自分もなんか楽しくて手伝っとったけど、
見学者やから早めに食卓についた。


酒を交わしつつ(私は下戸)お話を聞く。

気がつくと、、、
料理を終えて、食卓にみなつくと大家族やな。
映画の世界の晩餐みたく、賑やかでみんなが暖かい
あっ部屋が温いだけかw
ちなみに夏には30人近く来るみたいで。


まぁまぁ
為になる話を、ほとんど聞いてるだけでしたけどw
時間を忘れてても、夜は必ず更けるのでね。
牧場の朝は早いから、途中退室し就寝した。


つづく